09

精霊王の暗日

 事態は、風雲急を告げると予想されていた。
 新聞に緘口令を布いてあるとはいえ、民衆は政府の動揺を感じ取っていた。情勢を考えても、近々政府が大規模な作戦を行うであろうことは容易に想像がつく。政情を薄々察している士官学校の生徒たちの間では、レックニア本国への侵攻作戦などがまことしやかに噂されたほどだ。
 しかし、大方の予想を裏切るように、帝国上層部には慎重論が主となっているという。
 食事の席で信じ難い事実を聞かされたシファは、そのまま手を止めて総司令官を凝視してしまった。

「……何故です?」

 期待通りの反応を返してしまったのだろう。バシュタルトは口角を持ち上げ、ワインのグラスを置いた。

「君のお父上の論功だよ」

 

 閣議では、レックニアへの報復を唱える声が主流となるはずだった。かの国の行為は卑劣極まりない挑発であり、これに屈するわけにはいかないと。
 その流れを変えたのは、エレニノフ国務府総監の冷静な建言であった。

『そう、挑発です。……では、その挑発は、一体何を目的としたものかをお考えいただきたい』

 根本を突く指摘は効を奏した。動揺にざわめく議場で、彼は良く通る声を続ける。

『我が国の諜報士官を捕らえることなく害したところで、我々の警戒心を強めるだけです。情報隠蔽の役には立たない。しかし、レックニア国内ではどうでしょう。……私はこう考えています。あれは、我々に和平と言う手段を捨てさせるための謀略であると。レックニア内部にも、かのアルバ・マリス侯を始めとする賢明な人々が和平の方法を模索していると思われます。我々に複数の意見があるように、レックニアもまた一枚岩ではない。我々は彼らの敵対勢力ではなく、我々にとって少なからず志を同じくする者たちを支援せねばなりません』

 静寂の中、彼の通る声はいっそ物語のように現実感がない。
 それでも、その中で最も近しい者に犠牲を払った男の、最も冷静な理想論は、怒りに浮ついていた人々に慎重さを促した。

『我々は今、重大な決断を迫られているのです。我らの子孫に恒久的な平穏を残すために、速やかに、しかし慎重に下すべき決断です。我々はどこまで戦うのか。許されざる敵は何者であるのか――安易な怒りに目をくらませることなく、見極めねばならないのです』

 堂々と告げた国務府総監の言葉に、一人、また一人と賛意の拍手を送り始める。
 やがてそれは、大きなうねりとなって議場を満たした。

 

「……奇麗事ですね」
「政治とは往々にしてそういうものだ。内実がどうあれ、大儀は必要になる。……妹を亡くしての論調だ。あれが弱腰と取られないだけ、評価に値するとは思うがな」
「そうでしょうか」

 冷ややかに切り捨てたシファへ、バシュタルトは含みのある視線を向ける。

「安心したかね?」

 その問いかけで、初めて、それが的を射ていることに気付いた。
 そう、安堵したのだ。自分でもよく解らないその理由を、彼は理解しているのだろうか。
 対立する立場にありながら、彼女の父と彼は上手く均衡を取り合っているように思えた。バシュタルトは敵国を完全に崩壊させることを望んでいる。この度の事件に激昂して無謀な報復作戦を行うことは、彼にとっても本意ではなかったに違いない。
 強大な敵国を排することは現実論として不可能に近い。あの国家を破壊するだけの国力の差など帝国は持ち合わせていない。本国侵攻は、たとえそれを果たしたとしても、国内を統制できなくなるほどの打撃を負う可能性がある。
 それはレックニアにしても同じことだ。同じ大陸に同等な国力を持つ二国が存在し続ける以上、どちらかが疲弊して属国を維持できず衰退するか、妥協点を見出し講和に漕ぎ着けるか、選ぶ方向は限られるだろう。

「それはそうと……どうやら、新しいお気に入りを見つけたようだな」

 考えに沈んでいたシファは、彼のからかいに作り物の苦笑を浮かべた。

「祖父にも散々からかわれました。色めいた話ではありませんよ」
「おや。とうとう息子に愛想を尽かされたかと、心配していたのだが」

 茶番じみたやり取りは、用意した囮が今のところ機能していることを示していた。それでも、これは本当は茶番なのではないかと疑ってしまうのは、端々に含みを持たせる彼の物言いのせいだろうか。
 政情は複雑になる一方で、戦場は深い雪の中、建国祭は間近に迫っている。そんな状況で彼女を食事に招いたのは、どんな意図があってのことだろう。息抜きだと笑う男の笑みはいっそ見事なほどに皮肉で、それが嘘だと隠しもしない。
 ただ、それに対する軽い反感を除けば、総司令官の気紛れは好都合なものだった。
 堂々と外出許可を得る事が出来る上に、ついでに多少妙な行動を取ったところで咎め立てられない。ただ、旅券や通行許可証の手配に奔走する傍ら、性格が災いして学務も疎かにする事ができず、疲労は溜まる一方だった。

 ――そうでなければ上手く撒けただろうにと、シファはため息を吐き出したのだが。

 

 

「……そんなに嫌なら、来なくていいのに」
「うるせぇよ」

 不機嫌極まりないイェンの返事に、シファは呆れたような目を向けた。だから告げなかったというのに、わざわざ首を突っ込んできてこの態度だ。ため息の一つもつきたくなる。
 お目付け役が出張したと思えば今度はその再従弟がと言うと、機嫌が斜めを通り越して垂直滑降するのは目に見えていたので、飲み込んでおいたが。
 エネルギー管理局という帝都最高峰の科学技術を集めた部局の職員でありながら、ケリエ・サイセンの自宅は古びたアパートメントだった。煉瓦の壁面はあちこちが欠けており、位置的にも郊外で、取り柄といったら家賃の安さくらいだろう。
 ノッカーもないので扉を叩いていると、階段を上ってきた婦人が不審げに二人を見た。

「……ケリエに何か用?」
「ええ。……いらっしゃらないようなんですが、何かご存知ですか?」
「彼女なら病院よ。妹が具合悪いらしくて……大変なんだよ、あの子」

 それなりに近所付き合いはあるようだ。そうですかと微笑むシファの隣で、イェンは住人が部屋に入っても、ひたすら渋面を作っていた。

「……だとさ」
「戻るまで待つわ」

 そこまでするかと嫌そうな顔をされたが、こちらとて引くわけにはいかなくなったのだ。日を改めれば、先の女性からケリエ・サイセンに自分たちの情報が行くだろう。むやみに警戒されるのは避けたい。少なくとも今夜、一度顔を合わせておく必要がある。
 ぎすぎすした沈黙と寒風の中を待ち侘びていると、小一時間ほどして、ようやく部屋の主が帰宅した。
 報告どおり妙齢の女だ。帝都の女性にしては珍しい、短く切り込んだ薄茶の髪。身なりに気を遣ってはいないようで、コートにはいくつも不自然な線が入っている。
 イェンが壁から背中をはがしたとき、彼女の怪訝そうな顔がこちらを見上げた。

「……何よ、あんたたち」
「夜分に申し訳ありません。ケリエ・サイセン女史ですね?」
「そうだけど」
「妹さんのお見舞いですか。お疲れ様です」

 意識して浮かべたシファの微笑に、ケリエ・サイセンは、短い髪をぐしゃぐしゃと掻き回した。言葉の含みを感じ取ったのだろう。天才の呼び名どおり、頭の回転はいいようだ。

「……やなガキね」
「よく言われます。お聞きしたいことがあるのですが、お時間をいただけませんか」

 彼女は舌打ちしてシファの脇を通り過ぎ、鍵を開けた。開いた扉から安物の香料が漂う。

「中に入れば。茶くらい淹れるわ」

 招かれた部屋の中は埃っぽく、ひどく殺風景だった。ケリエはテーブルの上から書類とごみを押しのけ、二人に椅子を勧める。通りに面した窓にはカーテンが引きっぱなしになっていた。多忙であるこの女性にとって、この部屋は家というよりも、睡眠をとる物置程度の場所なのだろう。
 薬缶を火にかける背中はひどく疲れて見えた。イェンが先ほどから不機嫌さを加速させているのも、恐らくは同じ理由だ。

「……で? 何を聞きたいわけ」
「MEASの安全管理について……ですね。技術的な部分が不明なもので」

 ケリエは嫌そうに息を吐いた。厄介ごとであるのは承知していたので、シファは涼しい顔で受け流す。

「あんた、総監殿のご令嬢じゃない。あたしじゃなくてパパに聞けば?」
「不仲ですから」
「……へえ」

 紅茶の缶が錆付いているのか、カポンという呆気ない音がするまで、短い沈黙があった。

「守秘義務って言葉くらい知ってるでしょ。話せるわけないと思わないの」
「そうは仰いますが、既に一度破られているでしょう」

 シファの淡々とした物言いに、彼女は薬缶の蓋を叩きつけるように置いた。
 甲高い音が響き、その後に続いた静寂の中に、やがて疲れたようなため息が落ちる。

「……そういう持って行き方、結構むかつくんだけど」
「すみません。アカデミーの方針ですから」

 感情のない笑みをたたえたまま、シファは言葉ばかりの謝罪を返した。挑発された本人の言葉よりも、隣から向けられる視線のほうがよほど刺々しくなっている。
 大病をした妹のために、ケリエ・サイセンは膨大な金を必要としていた。彼女はそれを稼ぐために大学から鳴り物入りでエネルギー管理局に入ったのだが、不運なことに、成功の可能性が低いと医者が手術を拒否したのだ。このまま見殺しにする気かと食って掛かった彼女に出された条件は、これもまた金であった。既に時と金、双方に猶予はない。彼女は止むなしに、以前から接触してきていた企業と裏取引をした。
 心情的には理解できる話だ。だからこそ、イェンの態度は悪くなる。

「……まあ、脅しに来たんだろうとは思ってたけどさ……本当にムカつくガキだわ」
「いえ。脅迫ではなく取引です」
「取引?」

 肘を突いたまま、ケリエは聞き返した。

「妹さんに知人の病院をご紹介しましょう。費用もこちらでご用意します。……少なくとも、今の病院よりは、融通が利くはずです。腕も折り紙付きですよ」
「……アンタにそんな金あんの?」
「ご心配なく。……というと、嫌味にとられても仕方がありませんが」
「わかってんじゃない」

 無感動な返答に、ケリエは鼻で笑った。幼い頃から苦労を重ねてきた彼女にとっては、面白い話であるはずもない。シファはかまわず続けた。

「私が知りたいのは、MEASとはどういうものなのか――その一点です。帝国に仇なすつもりはありません。情報提供者の名前を漏らすことも、この情報を公にすることも。他に条件があれば、可能な限りお聞きします」

 しばらく、そのまま沈黙が降りた。ストーブが立てる薄く奇妙な音の中、ケリエは無表情を貼り付けた顔でシファを見つめた。

「……どこまで知ってるの?」

 何気ない口調で訊ねられ、シファはわずかに怪訝さを覚えた。単純に、MEASについてどこまで調べたのかという意味ではないように思える。

「あんたは、どこまで知ってるの?」
「……何をです?」

 彼女が不意に、クッと喉を鳴らした。
 頬杖を額にずらして、そのまま低く笑い出す。不自然なほど長く続いた声を収めると、ケリエ・サイセンはようやく顔を上げた。

「いいわよ。教えてあげる」

 ひどく毒を含んだその声の理由を、シファは取り違えた。
 いっそ愉快ささえ感じさせる口調で彼女は話し始める。長く短い、この国の罪を。

 

 

 火のついた煙草から煙がたゆたう。ストーブの上に置かれた薬缶が、忙しなく音を立てている。
 ケリエは目を伏せ、ようやく口を開いた。

「『MEAS』は正式名称よ。語源はあるけどね。Megalith Elements of Ammotragus lervia System……で、頭文字をとってMEASってわけ。羊じゃ余りにも解りやすいでしょ? バーバリシープの学名からきてるらしいんだけどさ。まあ山羊だし、由来が……ま、そこはいいか」

 煙をゆっくりと吐くと、彼女はシファに視線を寄越した。

「……八六〇年代の大規模な地殻変動は知ってるわね? その原因は精霊王にあったのよ。有力な説としては第二空間――神々が存在するっていう空間だけど、その勢力変化にあったっていうのがあるわね。神は人間の信仰に因り存在する、だからヘルドの台頭とともに第三空間が急激にバランスを崩したっていう説なんだけど、まあその辺はいいでしょ」

 またしても一方的に説明を打ち切り、ケリエは皮肉さをなぞるように笑みを浮かべた。

「女神がこの国に繁栄を与えたって、初等学校で習ったわよね? でも、実際のところは、精霊王が与えたといったほうが正しいのよ」
「……どういうことです?」
「八六六年から八六七年にかけて、帝国は一年がかりで精霊王を討伐したの。勿論そのころの帝国にレックニアと全面衝突するだけの力はないからね。作戦は秘密裏に行なわれた」
「そんなことが……可能だったのですか?」

 精霊王信仰の「聖地」はレックニア領内にある。他国に侵入してそんな大規模な作戦を行ったなどと、にわかには信じがたい話だ。

「まァよくあることだけど、伝承と実際の位置は違うらしくてね。こっちの計算で行くと、オーグリア諸島が『精霊王』とやらの隠棲地だったのよ。密林の奥深くだったから、好都合でもあったわ。……それが精霊王の暗日。精霊王という名の残骸を研究する中で開発されたものが、MEASよ」

 シファはわずかに目を瞠った。
 エネルギー体としての神の存在そのものが今ひとつ理解できないというのに、帝国は思想的な意味合いでなく、実際にそれを利用して繁栄してきたというのだ。驚くよりも眉唾だろう。ケリエは肩をすくめてみせる。

「MEASは莫大なエネルギーを持った核と、ヴェガ――鉱物の一種だと思ってもらえればいいわ。それとの化学反応を発生させることで汎用エネルギー(GPE)を生産するシステムよ。……今の核は、名実ともにただの高エネルギー体。意思もなければ力もない、ただ分解されるのを待つだけの死体と同じ――だった、筈なんだけどね」

 皮肉げだったケリエの口調に、わずかに、疲労のような物が混じった。

「……簡単に言うと、化学反応を起こす際に発生するのは、便利な物だけじゃなかったってこと。それが、多分あんたたちが知りたいことよ。精製不可エネルギーっていってね。GPEは外部に抽出できるエネルギーだけど、IREは違う。核の周辺に集まる性質を持っている上に、人工的な分解が不可能と来てね。……おまけに一程度の密度になると、大規模な爆発現象を起こす性質を持っていたの」

 シファは表情を曇らせた。ヴィクトール・ケルグレイドから聞いた話と同じとはいえ、科学者の言葉でそれを告げられると、否応なしに危機感を煽られる。

「それがようやくわかった頃には、総生産量の八割がMEASに移行してたわ。しかも臨界超過は目の前。計算だと、大陸の三分の一が焦土になるはずだったらしいわね」
「安全装置が、機能したのですか?」
「……ま、そういうこと。それが『箱』と呼ばれてるんだけど。満足して貰えたかしら」
「……それを利用すれば、惨禍を防ぐことは確実に可能だと?」
「科学に絶対はないわ。九割九分の成功率でも、政治的には十割ってことになるんだからね。欠点ならあるわよ。核は壊れやしないけど、『箱』は一度壊れたら使えないんだもの。新しい『箱』は、簡単には用意できないしね」

 シファは思案げに顎に指をかけた。今の話を信じるならば、MEASは欠陥があるというほどの物ではない。一度目の危機に安全装置を機能させ、再度設置している以上、二度目の成功率も極端に低いものではないだろう。
 彼女の様子を見ながらケリエは新しい煙草に火をつけ、深く吸い込んでから問いかけた。

「……ねえ。あんたたちにそれ教えたのって、ヴィクトール・ケルグレイド?」
「何故です?」

 怪訝に思って問い返すと、ケリエは、何かを噛み締めるように額を押さえた。
 ひどく長い沈黙ののち、不自然に静かな呟きが落ちる。

「……そっか。あいつ、死んだのね」

 質問に対する答えではない。応じる言葉に迷うシファに、彼女は顔を伏せたまま言った。

「……出てってくれる?」
「それは……」
「別にあんたたちのこと密告なんてしやしないわ。疲れてるのよ。続きはまたでもいいでしょ。……いいから出てって」

 激情を押さえた声に、シファはイェンを見やった。これは大人しく退散するのが良策だ。

「……解りました。お疲れのところ、ありがとうございます」

 彼女は答えなかった。
 部屋を出た途端、何かを引っくり返したようなけたたましい音が響く。
 驚いて振り返るイェンの袖を引き、シファはアパートを出た。風がずいぶん強くなっていて、手すりが吹き飛びそうに軋んでいる。
 彼らは無言のまま街路を歩いていたが、やがて、イェンが吐き捨てるようにつぶやいた。

「……どういうつもりだ?」
「何が」
「あそこまでやる必要があるのかよ。あんな手まで使って――」
「……必要はあるわ」
「親父への仕返しがか!?」
「解って欲しいなんて言った覚えはない」

 突き放す声音に、わずかな苛立ちが混じった。イェンが足を止め、細い背中を見つめる。
 一呼吸置いて振り返った少女の表情は、陰になってよくわからなかった。

「だから、来なくていいって言ったでしょう」

 彼は深く深くため息を吐きだすと、ぐしゃぐしゃと髪の毛を掻き回した。

「……お前、本当にそれでいいのか?」
「馬鹿馬鹿しかろうと無意味だろうと、関係ないのよ。ただ許せないから許さないだけ。これ以上は話しても意味がないわ」

 頑なな言葉に、イェンは黙り込んだ。
 馬鹿げている、個人的、無意味――それらの言葉を口にして肯定すること自体が迷いの現れなのだと、気付いているのだろうか。
 それでもいいと突き放す彼女の目は、無感動に見えてどこか苦さを噛み潰している。
 それは数年前であれば迷いなく実行できた復讐で、逆にもう数年すれば恐らく風化させることもできた思いだ。溝は永遠に埋まらなくとも、感情はやがて薄れた。それなのに。
 ――止めるべきなのだろうか。それが、わからない。

「……しょうがねぇ奴」

 わざと呆れた調子で後頭部を小突くと、間髪入れず足を踏まれた。
 どうしたらいいのか、お互いにわからないままで。

 

 

 

 荒れた部屋の中で荒い息を吐きながら、ケリエはじっと床を睨みつけていた。
 不意に、笑いがこみ上げてくる。低く始まったその衝動は肩を揺らせて、咳き込むまで続いた。
 やがて呼吸が収まった頃、彼女は低くつぶやく。

「……許さないわ。……絶対に、あたしはあんたを許さない……」

 不気味なほど静かな声音は、狭い部屋の中、くぐもるように消えていった。